2015年12月30日

対論録/増田耕一、大気の温室効果は海水を「温める」?

【対論場所】 人為起源気候変化とその対策とくに気候工学の位置づけに関する
        根本的考察 (発表予稿)/増田耕一
【対論者】 増田耕一/masudako、conagw

【現況】
 「大気の温室効果を強化することによる、全球平均地表温度の上昇」を起因として、どんな理屈が重なって「海面上昇につながる海水温上昇」まで伴うことになるのか、つまり大気の温室効果がどうやって海水を「温める」のか、回答なしの状況が続く。

【関係する珍解説例】
○後藤忠徳(MANTA、@manta33blog)、海の研究者
 ・二酸化炭素には温室効果がある
※このタイトル自体は別に構わないが、説明では「暖める」という言い方を安直に使っていて、当人も惑わされているような珍解説となっている。そもそも、「暖める」(温度を上げる)なら加熱性を持つということだろうから素直に「加熱効果」とでも呼べばよいのに、なぜそうではなく「温室効果」と呼ぶのか。初手から何か履き違えた頭で書いてしまっているようである。
 ・地球には温室効果が不可欠だ資料:地球の放射平衡の計算式
※こちらでは特に、
昼と夜の区別
「W(ワット)」という単位は「時間当たり」であること
太陽からの放射は「12時間ごと」の断続性を持つこと(「日射」はあるが「夜射」などというものはない)
−地球の温度は「太陽(熱源)>地表>大気」というエネルギーの大小関係と受渡し順序とで決まってくること
 といった点がきちんと踏まえられていない。
○mushi、さまようブログ
 ・IPCC AR5日本語要約 2014-03-12
 ・IPCC AR5の要点 2013-09-30
○菊池誠/kikulog
 ・地球温暖化問題つづき#コメント
 ・「地球温暖化懐疑論批判」(2)#コメント
※海水温・海面の上昇が人為的温室効果強化による温暖化の一環であるかのように匂わせる記事を出し続ける。
conagw 2014/02/28 12:39
「ここでいう地球温暖化とは、人間の産業活動によって、大気中の二酸化炭素などの濃度が増加し、大気の温室効果を強化することによる、全球平均地表温度の上昇を特徴とする気候の変化である。これは海面上昇や乾湿の変化を伴い、・・・」といったことを、ごく当然であるかのように書けてしまうことに、日頃から違和感がある。

大気はむしろ、地表の違いやその状態の変化の影響を常時受けている側ではないだろうか。
上記の文に限っても、海面上昇につながる海水温上昇をもたらせるほどのエネルギーを与えうるのは太陽で、それに海洋の状態変化が合わさった上で大気に与えている影響のほうが遥かに大きいのではないか。
乾湿の変化というのも、人為温室効果は気温上昇を介して飽和水蒸気量という言わば「器」に作用すると想定されるまでであって、そこにどれだけの水蒸気が収まるかは地表の状態によって大きく異なるのではないかと思われるのだが。

masudako 2014/03/02 01:51
大気と海や陸との間のエネルギーの交換は双方向にあり、その小さな差が上向きになったり下向きになったりします。差の向きは直観的にわかりやすい向きとは限りません。

大気や海洋で起こっていることは、蒸気機関のような熱機関と同様に考えることができます。高温の熱にあたる電磁波を受け取り、低温の熱にあたる電磁波を出すことによって、運動エネルギーを作ることができます。太陽光を受け取ることと同等に、地球が外に赤外線を出すことが重要です。(エントロピーの流れの量に注目すれば「出すほうが重要だ」と言うことも可能ですが、エントロピーの少ないエネルギーを受け取ることも重要だというのが順当かと思います。)

地球温暖化と呼ばれる現象は、気候の変化のうち一部分の特徴をとらえたものですが、これは気温などの観測値から読み取られた特徴ではありません。全地球規模の気候を変化させうる原因の候補のほうから、将来起こる可能性が高いと考えられた特徴なのです。(今の段階で、この特徴は見え始めているようですが、まだ必ずしも明確ではありません。しかし、このまま化石燃料の消費が続けば明確に見える可能性が高いと考えられています。タンボラ級以上の火山噴火が連発する可能性や、太陽活動がマウンダー極小期よりも激しく低下する可能性は例外としてですが。)

conagw 2014/03/02 07:46
「大気と海や陸との間のエネルギーの交換は双方向にあり、その小さな差が上向きになったり下向きになったり」という、単なる「あるなし」ではなく、例えば海については数年ではエルニーニョやラニーニャ、数十年ではPDOなど、海の状態の変化が大気温に与える影響は言われる一方、気温の変化で海がどうかなる(特に海水温度を上げ続ける)というような具体的な現象は聞かないが。

conagw 2014/03/03 09:03
「高温の熱にあたる電磁波を受け取り、低温の熱にあたる電磁波を出すことによって、・・・地球が外に赤外線を出すこと」ということの大気−地表間の収支で見ても、大気とは地表からの赤外線を主な「元手」にして地表にも返しているということになるのだろうから、それによって地表の温度が上がることはなく、あくまで下がる中での話でしかないのでは?

masudako 2014/03/03 09:51
大気と海や陸とを合わせた地球としては、宇宙に赤外線を主とする電磁波を出しています。内わけには大気から出る部分も地表(海または陸の表面に近い部分)から出る部分もあります。大気と海や陸とを分けて考えると、地表から出て大気に吸収される電磁波も、大気から出て地表に吸収される電磁波もあります。大気の中の赤外線を吸収する成分は赤外線を射出する成分でもあります。赤外線を吸収する成分が多い場合の定常状態は、それが少ない場合の定常状態よりも、大気と地表の間の赤外線のやりとりが双方向とも多く、大気の(同じ高さで比較した)温度も地表の温度も高いものになります。

conagw 2014/03/03 10:12
「大気と地表の間の赤外線のやりとりが双方向とも多く」とも少なくともどちらにしても、
 温度を下げながら
定常状態になっていくのではないかということなんだが。

conagw 2014/03/04 10:40
先ずはポイントで順序を示す形でも構わないので、「大気の温室効果を強化することによる、全球平均地表温度の上昇」を起因として、どんな理屈が重なって「海面上昇につながる海水温上昇」まで伴うことになるのか、説明いただけるとありがたいのだが。

posted by ichijin at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 懐疑批判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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